| 「パルジファル」 | |
| 意外なほど繊細で柔らかい演奏! さすがティーレマンというべき現代の好演! |
ゾッフェルの突き抜けるような歌声! シェーネの熱演にヘレの味わい深さ! |
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| プラシド・ドミンゴ (パルジファル) フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ (グルネマンツ) ワルトラウト・マイアー (クンドリ) ファルク・シュトルックマン (アンフォルタス) ヴォルフガング・バンクル (クリングゾール) アイン・アンガー (ティトゥレル) 指揮:クリスティアン・ティーレマン 管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団 録音年:2005年 ウィーン国立歌劇場で大絶賛されたライブ録音です。舞台装置の物音なども入っているところが臨場感を伝えてくれます。近年ではなかなか聴くことのできない分厚く暖かみと深みのある素晴らしい演奏です。ティーレマンの表現は非常に柔らかく、微妙なニュアンスに富んだ表現が特徴で、そのきめ細かさがひしひしと伝わってきます。歌手ではゼーリヒのとてもバランスのとれた慈愛溢れるグルネマンツが光ります。シュトルックマンの力強さも健在です。またドミンゴの二幕後半以降のパルジファルの苦悩の表現力は大変深く説得力があり、聴くものを大いに惹きつけます。 |
リチャード・デッカー (パルジファル) マティアス・ヘレ (グルネマンツ) ドリス・ゾッフェル (クンドリ) ヴォルフガング・シェーネ (アンフォルタス) ミコライ・ザラシンスキ (クリングゾール) ウルリヒ・デュンネバッハ (ティトゥレル) 指揮:ガボール・エトヴェシェ 管弦楽:フェニーチェ歌劇場管弦楽団 録音年:2005年 作品にしっかりと向き合った正攻法の演奏です。全体として滑らかさを意識した演奏で、常に柔らかな印象を受けます。歌手はヘレがさすがというほかない素晴らしい出来です。独特の美しい歌唱はここでも生かされています。またゾッフェルのクンドリも楽々と伸びる高音を駆使した声量抜群の歌唱で、二幕後半の歌唱は圧巻です。シェーネは声を荒げるほどの熱演振りでアンフォルタスを演じていてこれも印象的です。デッカータイトルロールは丁寧さが時折あだになり、弱さを感じる面もありますが、誠実さが伝わる歌唱です。飛びぬけた面はありませんが、水準以上のレヴェルを保っておりパルジファルをしっかりと聴くことができる録音です。 |
| キングの完璧なまでの歌唱! アンサンブルの完成度の高さが光る! |
ケーゲルの快速パルジファル! 清々しい音色で新鮮さいっぱい! |
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| ジェームズ・キング (パルジファル) クルト・モル (グルネマンツ) イヴォンヌ・ミントン (クンドリ) ベルント・ヴァイクル (アンフォルタス) フランツ・マツーラ (クリングゾール) マッティ・サルミネン (ティトゥレル) 指揮:ラファエル・クーベリック 管弦楽:バイエルン放送交響楽団 録音年:1980年 バイエルン放送響の機能性を生かした演奏が見事です。歌手陣も当時を代表するメンバーが揃っていて悪いところは見当たりません。全体的に柔らかな印象を残す演奏ですがモル、ミントン、ヴァイクルらの歌唱がその印象を一層強めているように感じます。題名役のキングは当時円熟期に入っていましたが、全盛期に劣らぬ力強さをみせ、パルジファルの悟りの場以降の充実振りはさすがです。 |
ルネ・コロ (パルジファル) ウルリヒ・コルト (グルネマンツ) ギーゼラ・シュレーター (クンドリ) テオ・アダム (アンフォルタス) ライト・ブンガー (クリングゾール) フレート・テシュラー (ティトゥレル) 指揮:ヘルベルト・ケーゲル 管弦楽:ライプツィヒ放送交響楽団 録音年:1975年 ケーゲルはワーグナーの伝統的な演奏ではなく、ドビュッシーなど後世へ与えた影響という視点からパルジファルを演奏しています。そのため演奏はとてもクリアでスッキリしています。そのため聖金曜日の音楽などもこれまでには気づかなかったような新鮮さを感じることができます。若きコロの歌唱など歌手陣も新鮮味のある布陣です。音は非常に良いです。 |
| 作品に対する真摯な姿勢が窺えます! 歌手陣も想像以上の素晴らしさ! |
素朴な味わいの演奏! クラスの歌唱が瑞々しさも加味してます! |
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| ティモ・カリオ (パルジファル) フランツ・クラス (グルネマンツ) ウルスラ・シュレーダー=フェイネン (クンドリ) テオ・アダム (アンフォルタス) ゲルト・ニーンシュテット (クリングゾール) クルト・モル (ティトゥレル) 指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ 管弦楽:RAIローマ交響楽団 録音年:1970年 サヴァリッシュ唯一のパルジファルで注目のリリースですが、期待に違わないサヴァリッシュらしい演奏になっています。パルジファルを真正面から表現して、作品そのものの良さを引き出そうとしているのがよく分かります。その成果は十分に発揮され、全く過不足なく聴き入ることができます。さらに歌手も期待以上の出来栄えです。カリオはあのジェス・トーマスを彷彿とさせるようなある時は若々しく、ある時は力強く見事の一言です。さらに素晴らしいのはファイネンの二幕後半の絶唱です。瑞々しさ、力強さ全てが揃ったこれぞドラマティク・ソプラノという熱唱です。さらにアダム、クラスは実力どおりの歌唱ですし、非常に満足感に浸れる一枚です。音質も良好です。 |
ヴォルフガング・ヴィントガッセン (パルジファル) フランツ・クラス (グルネマンツ) レジーヌ・クレスパン (クンドリ) テオ・アダム (アンフォルタス) ヴィクトル・デ・ナルケ (クリングゾール) ヴィクトル・デ・ナルケ (ティトゥレル) 指揮:エーリヒ・ラインスドルフ 管弦楽:テアトロ・コロン管弦楽団 録音年:1969年 音色には全く派手なところがなく、とても素朴な感じがします。ラインスドルフのメリハリのある指揮がそれを助長しています。クラスのグルネマンツが印象的で瑞々しく格調高い歌唱です。またヴィントガッセンの円熟の境地に達した歌唱も、なんとも言えない味わいがあります。好みの問題もあるでしょうが、一幕の聖杯の儀式の場面では少年合唱を使っています。 |
| クナ生涯最後の演奏! しかも得意のパルジファル! |
カラヤンと若手歌手中心のキャストによる 溌剌とした若さ溢れる美演! |
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| ジョン・ヴィッカース (パルジファル) ハンス・ホッター (グルネマンツ) バーバラ・エリクソン (クンドリ) トマス・ステュアート (アンフォルタス) グスタフ・ナイトリンガー (クリングゾール) ハインツ・ハーゲナウ (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1964年 クナ最後の指揮となったのがこの64年バイロイト祝祭におけるパルジファルです。60年頃からに入ってクナのパルジファルはテンポが速くなっていきますが、ここでも50年代の演奏と比べると清らかさが引き立った演奏になっています。それに加えてこの64年盤は第一幕の前奏曲から言い知れぬ厳しさにあふれていて、クナにしては珍しく切れ味の鋭い表現になっています。歌手はまずはホッターの歌唱に驚かされます。別人かと思うほどの太く深く低い声で威厳に溢れています。ヴィッカーズのパルジファルは若々しさ力強さを兼ね備えていて後半の苦悩の表現も見事です。あくまでGM盤を聴いた印象ですが、ORFEO盤でどのように聴こえるか注目です。ヴィッカーズのパルジファルはこれが唯一の録音。バイエルン放送協会蔵出し音源で、音質は驚くほど新鮮になりました! |
フリッツ・ウール (パルジファル) ハンス・ホッター (グルネマンツ) E.ヘンゲン/C.ルートヴィッヒ* (クンドリ) エーベルハルト・ヴェヒター (アンフォルタス) ヴァルター・ベリー (クリングゾール) トゥゴミル・フランク (ティトゥレル) *は二幕のみの配役 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン 管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団 録音年:1961年 オーケストラの柔らかな音色を生かした官能的な演奏です。歌手も当時の代表的な若手を起用し、それが見事にマッチしています。そんななか重鎮ホッターはさすがと言うほかないです。また二面的性格のクンドリを幕ごとに使い分けているのもなかなかニクイです。 なお、第一幕トラック5の15秒あたりまでは、クナの59年バイロイトの演奏に挿げ替えられています。 |
| 好調な歌手陣にクナの至芸! さすがと言うほかありません! |
充実した重厚な響き! 豪快さ、ドイツ的な演奏ならこの演奏! |
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| ハンス・バイラー (パルジファル) ヨゼフ・グラインドル (グルネマンツ) レジーヌ・クレスパン (クンドリ) トマス・ステュアート (アンフォルタス) グスタフ・ナイトリンガー (クリングゾール) デイヴィッド・ウォード (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1960年 クナのパルジファルは晩年になるとテンポが速くなっていったと言われますが、この録音も例外ではありません。しかし相変わらず表現の陰影は深く、あっさりしていると言うわけでは決してありません。この演奏では神秘性よりも骨太な表現を前面に押し出しています。とくに二幕はバイラー、クレスパン、ナイトリンガーの絶好調の3歌手とともに、ぐいぐい聴くものを引きつける出来になっています。 |
ラモン・ヴィナイ (パルジファル) ヨゼフ・グラインドル (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ジョージ・ロンドン (アンフォルタス) トニ・ブランケンハイム (クリングゾール) アルノルト・ファン・ミル (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1957年 長い間日の目を見ることがなかった57年のパルジファルがついにリリースされました。一部音の途切れはありますが、音質は良好です。58年のパルジファルがキャストが一新されたという意味で、この年のパルジファルは集大成といった意味合いもあります。実際完成度としては非常に高く、前年二幕の最後をキーを下げて歌っていたメードルもここでは全開です。この録音の特徴はクナのパルジファルの中でもかなり豪快な演奏であることです。とても骨太でずっしりと重く、神聖な印象より音楽的な印象を強く受けます。歌手はメードルはもちろん、ヴィナイも絶好調で高音もきちんと出ています。グラインドルのグルネマンも深々とした表現は相変わらずです。 |
| 武骨、男性的、素朴な味わいの演奏! ウェーバー&フランツのベテラン大活躍! |
異様なまでの緊張感に包まれた 神秘性のある名演!! |
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| ヴォルフガング・ヴィントガッセン (パルジファル) ルートヴィヒ・ウェーバー (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) フェルディナント・フランツ (アンフォルタス) ヘルマン・ウーデ (クリングゾール) アロイス・ぺルナーストルファー (ティトゥレル) 指揮:オイゲン・ヨッフム 管弦楽:RAIローマ放送交響楽団 録音年:1956年 音色はイタリアのオーケストラとは思えないほど、渋いです。ヨッフムの職人気質が前面に出ているとも言えますが、神秘的というよりは武骨で男性的な香りのする演奏です。更に歌手も渋く、特にウェーバーのグルネマンツは威厳たっぷりの歌唱です。ちょっとクセがあるように感じられますが次第にベテランらしい味のある表現に引き込まれます。ヴィントガッセンもこの録音では野太い声でとても男性的です。 二幕を中心に所々にLPのスクラッチ音が入っていますことをご了承ください。 | ラモン・ヴィナイ (パルジファル) ヨゼフ・グラインドル (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (アンフォルタス) トニ・ブランケンハイム (クリングゾール) ハンス・ホッター (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1956年 戦後のバイロイト祝祭はクナッパーツブッシュが53年を除いては10年以上に渡ってパルジファルを振り続けていますが、なかでもこの56年の演奏は静寂な美しさがもっとも感じられる演奏です。録音は若干ノイズが入っていますが、それ以上に演奏の出来に感動です。 全曲に渡ってつねに落ち着いたテンポで、特に前奏曲や第三幕ではそれが非常に神秘的な美しさを醸し出します。歌手は貫禄あるヴィナイの圧倒的な存在感とディースカウの他では聴いたこともないような表現力が強烈です。グラインドルは暖かさと威厳をバランスよく兼ね備えたグルネマンツを演じていて言うことありません。メードルの調子が良くないのが残念ですが、それを差し引いてもこのパルジファルは数あるクナの演奏の中でも屈指のものでしょう。 |
| 静溢な雰囲気の演奏! クナ&グラインドルが聴きもの! |
スヴァンホルムのパルジファル! ケレン味のない歌唱が見事! |
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| ヴォルフガング・ヴィントガッセン (パルジファル) ヨゼフ・グラインドル (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ハンス・ホッター (アンフォルタス) グスタフ・ナイトリンガー (クリングゾール) テオ・アダム (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1954年 クナは53年を除いては51〜64年まで毎年バイロイトでパルジファルを指揮していますが、56年まではとても遅いテンポを主体にしています。このパルジファルも前奏曲からゆったりとした演奏で、静溢ささえを感じさせます。一幕の最後の余韻の美しさは例えようもありません。歌手ではグラインドルが暖かみに加えて威厳もある歌唱で素晴らしいです。 |
セット・スヴァンホルム (パルジファル) ハンス・ホッター (グルネマンツ) アストリッド・ヴァルナイ (クンドリ) ジョージ・ロンドン (アンフォルタス) ローレンス・ダヴィッドソン (クリングゾール) ルービン・ヴィチェゴノフ (ティトゥレル) 指揮:フリッツ・スティードリー 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団 録音年:1954年 神秘的ではありませんが、遅めのテンポでじっくりと端正に演奏されています。歌手陣もケレン味のない歌唱で、決して重くもありませんが、軽くもなく、過不足ない出来栄えです。こういった演奏にはスヴァンホルムの歌唱はぴったりで、出しゃばることはありませんが、しっかりと存在感をしめしているところはさすがです。第三幕の美しさもなかなかなもので、スヴァンホルムのパルジファルを味わうならこれしかありません。 |
| 新鮮なクラウスに重量級の歌手! 興味深いクラウスのバイロイト盤! |
完成度の高いクナ52年パルジファル! この年のメードルは絶好調! |
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| ラモン・ヴィナイ (パルジファル) ルートヴィヒ・ウェーバー (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ジョージ・ロンドン (アンフォルタス) ヘルマン・ウーデ (クリングゾール) ヨゼフ・グラインドル (ティトゥレル) 指揮:クレメンス・クラウス 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1953年 クレメンス・クラウスの唯一のバイロイト出演年に上演された貴重なパルジファルです。前年までのクナッパーツブッシュとは違い、色彩豊かな演奏です。対して歌手は重量級の布陣です。それにしても凄い配役です!あらためてこの配役をみると、当時のバイロイトがまさに黄金期だったことがわかります。 |
ヴォルフガング・ヴィントガッセン (パルジファル) ルートヴィヒ・ウェーバー (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ジョージ・ロンドン (アンフォルタス) ヘルマン・ウーデ (クリングゾール) クルト・ベーメ (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1952年 クナのパルジファルのなかでも、パルジファルとクンドリがここまで揃って好調なのも少ないでしょう。特にメードルは同年のバイロイトでカラヤン指揮のイゾルデの熱唱もあり、本当に脂が乗り切っていた時期であることがわかります。演奏は前年の儀式的な荘厳さに溢れた演奏に、美しさを加えたような絶妙のバランスを持っています。 |
| 戦後最初のバイロイトの記録! 儀式的な荘重な響き! |
マリア・カラス唯一のワーグナー! とにかくこれに尽きます!! |
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| ヴォルフガング・ヴィントガッセン (パルジファル) ルートヴィヒ・ウェーバー (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ジョージ・ロンドン (アンフォルタス) ヘルマン・ウーデ (クリングゾール) アルノルト・ファン・ミル (ティトゥレル) 指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団 録音年:1951年 第二次大戦後初のバイロイト祝祭で行われた有名な記念碑的演奏です。戦後のバイロイトではナチス・ドイツとの関係を絶ったことをあらゆる面で示す必要があり、出演者についてもごく一部の歌手を除き、ほとんどがバイロイト 初出演でした。しかしそこからヴィントガッセン、メードル、ヴァルナイ、ロンドンといった新人が登場し、その後10数年にわたってワーグナー演奏の大黒柱として成長していったのです。これほど実力を持った新人歌手が一挙に出たという ことは本当に驚きです。さて、演奏はとても遅いテンポで踏みしめるように進んでいきます。クナッパーツブッシュのパルジファルはバイロイトで毎年のように演じられるようになりますが、この年の演奏は荘厳さ重々しさが特徴と言えるでしょう。歌手もウェーバーのグルネマンツが柱となって全体をまとめあげます。、ヴィントガッセン、メードルの初登場組ですが、二幕後半の両者の表現力を聴いても並々ならぬ実力を示しています。このほかにもロンドンの力強い声も印象的です。またリマスタリングの良さにも感心します。音質は有名なTELDEC盤にも勝るとも劣らない出来栄えです。 |
アフリコ・バルデッリ (パルジファル) ボリス・クリストフ (グルネマンツ) マリア・カラス (クンドリ) ローランド・パネライ (アンフォルタス) ジュゼッペ・モデスティ (クリングゾール) ディミトリー・ロパット (ティトゥレル) 指揮:ヴィットリオ・グイ 管弦楽:RAIローマ交響楽団 録音年:1950年 (イタリア語歌唱) ここでの聴きものはなんといってもマリア・カラスにつきます!カラスの歌ったワーグナー唯一の録音とあってカラスファンならずとも興味をそそられます。歌唱がイタリア語なので、ご了承ください。 |
| 一幕&二幕の完成度の高さは異常!! 当店おすすめの理想的名演!! |
定評あるモラルトのワーグナー! ウェーバーの最高のグルネマンツ! |
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| ベルント・アルデンホフ (パルジファル) ヨゼフ・グラインドル (グルネマンツ) マルタ・メードル (クンドリ) ハインリヒ・ニリウス (アンフォルタス) ロベルト・ブラシウス (クリングゾール) ヘルムート・フェーン (ティトゥレル) 指揮:リヒャルト・クラウス 管弦楽:ケルン放送交響楽団 録音年:1949年 この演奏の完成度は個人的には全く文句のつけようのない完璧な出来だと思います。パルジファルの作品のなかでも屈指の名演です!R.クラウスの劇的さと神秘性を併せ持った表現はこの作品にぴったりです。さらにアルデンホフ&クンドリのコンビに、なんといってもグラインドルです!これまでのイメージとは少し違った格調高く、それでいて暖かい素晴らしいグルネマンツです。あとクリングゾールのブラシウスも知名度はないですが、この役にぴったりで最高です!! 惜しむらくは3幕の音のひずみが酷く、耳障りで鑑賞に支障がでることです。しかし1幕&2幕はとにかく最高の出来です。 |
ギュンター・トレプトウ (パルジファル) ルートヴィヒ・ウェーバー (グルネマンツ) アニー・コネツニー (クンドリ) パウル・シェフラー (アンフォルタス) アドルフ・フォーゲル (クリングゾール) ハンス・ブラウン (ティトゥレル) 指揮:ルドルフ・モラルト 管弦楽:ウィーン交響楽団 録音年:1948年 この演奏はウェーバーの出来が素晴らしく良いです。本来の暖かさに加えて、力強さも備わっていて、これぞ全盛期のウェーバーなのでしょう。モラルトのワーグナーはどれもしっかりとしていて劇的さもあり定評があります。ここでは神秘性という面では欠けるもののしっかりとした演奏で歌手達を支えています。コネツニーのクンドリもなかなか情熱的で、二幕は十分に満足させてくれます。トレプトウも力強くまた若々しくもあり、あらためてこの役に適していることを実感させてくれます。二幕でのコネツニーとのコンビ、三幕でのウェーバーとのコンビも見事にはまっています。 音質も悪くありません。 |
| 瑞々しく神々しい名演奏!! 歌手も充実ヒストリカルファン必聴盤! |
戦前唯一のパルジファル全曲録音! ヒストリカルの大ファン向け録音! |
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| ラウリッツ・メルヒオール (パルジファル) エマヌエル・リスト (グルネマンツ) キルステン・フラグスタート (クンドリ) フリードリヒ・ショル (アンフォルタス) アルノルト・ガーボア (クリングゾール) ノーマン・コードン (ティトゥレル) 指揮:アルトゥール・ボダンツキー(1&3幕) エーリヒ・ラインスドルフ(2幕) 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団 録音年:1938年 音質はかなり悪く、録音上のカットも至る所でなされていますが、演奏は大変素晴らしい名演です。ボダンツキーは体調不良のため第二幕の指揮をラインスドルフに譲っていますが、一幕と三幕における深みのある壮大な表現と、崇高なまでの美しい表現は特筆ものです。またメルヒオールの歌唱も本来の力強さに加えて美しさも加味されており、揺ぎないリストのグルネマンツとともにこの盤の主役です。 音質が気にならない方には聴いて頂きたい一枚です。 |
ルネ・メゾン (パルジファル) アレクサンダー・キプニス (グルネマンツ) マージョリー・ローレンス (クンドリ) マルティアル・ジンガー (アンフォルタス) フリッツ・クレーン (クリングゾール) フレッド・デスタル (ティトゥレル) 指揮:フリッツ・ブッシュ 管弦楽:テアトロ・コロン管弦楽団 録音年:1936年 音は正直言って良くありません。ソリストはドイツ語で歌っていますが、合唱はドイツ語ではありません。ブッシュの指揮はテンポの揺れが大きく、所々歌手がついていけてないところもあります。メゾンの調子も今ひとつのように感じます。そんななか、キプニスとローレンスはなかなか良い歌唱を聴かせてくれます。とくにキプニスの安定感はさすがです。 戦前唯一のパルジファル全曲録音ですので貴重な記録です。音質と値段のこともありますが、それを差し引いても聴いてみたいコアなヒストリカルファンにはお勧めです。 |